風景の写真・中尊寺 1 [ 1-1 ]
撮影場所 中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)
撮影日 2019/05/19 15:23:51
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
「 五月雨を降り残してや光堂 」
金色堂は、創建の天治元年(1124年)初代、清衡公により上棟された。
建立当時より焼失することなくその姿を今に伝える国宝建造物第1号の建物である。
内外は、金箔張りで、柱や壁面に施された金・銀・蒔絵、螺鈿細工等が施され本尊阿弥陀如来坐像を中心に、観音菩薩立像、勢至菩薩立像、左右に三対ずつ地蔵菩薩立像、そして持国天、増長天と配されている。そして中央の須弥壇に藤原清衡公、基衡公、秀衡公のミイラ化したご遺体と泰衡公の首級が納められている。
風景の写真・中尊寺 1 [ 2 -1 ]
撮影日 2019/05/19 13:14:12
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
松尾芭蕉が、弟子の曾良を伴い奥の細道の旅でこの地を訪れたのは、奥州藤原氏が滅亡してから約500年後のこと。三代、約100年にわたり栄華を極めた藤原氏であったが、今その地には、堂塔もなく、ただ、夏草が生い茂るばかり、芭蕉が高館(義経が平泉で居館していた場所で、鎌倉軍と戦い散った兵士達や義経を偲び詠んだ句。
風景の写真・中尊寺 1 [ 3 -1 ]
撮影日 2019/05/19 12:49:18
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
中尊寺は、平泉の中心部北側の関山丘陵に位置し、奥州藤原氏初代清衡が、日本の北方領域における政治・行政上の拠点として平泉を造営するのに当たり、12世紀初頭から四半世紀をかけて、現世における仏国土(浄土)を表すその精神的な中核の寺院として最初に造営されました。
瑠璃光院の木造大日如来坐像(非公開)
・国指定重要文化財
・像高 57.1cm。
・木造 寄木造
風景の写真・中尊寺 1 [ 4 -1 ]
撮影日 2019/05/19 12:55:16
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
↖ 薬師堂
1885年の改築、本尊の薬師如来、日光・月光菩薩・十二神将を安置
和歌山県の熊野より飛来したと伝えられる熊野権現の御神体を並び祀っている
風景の写真・中尊寺 1 [ 4 -3 ]
撮影日 2019/05/19 13:37:51
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
峯薬師堂
境内の別峯に建っていたが、度重なる野火にあい、1689年に現在地に移されました。讃衡蔵に安置されている丈六の薬師如来はもとはこの堂の本尊だった。堂の向かって右傍に建つ石造の宝塔は12世紀のもので、重要文化財に指定されている。
風景の写真・中尊寺 1 [ 4 -4 ]
撮影日 2019/05/19 13:44:34
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
大日堂
中尊寺の大日堂は、平泉の仏国土を象徴する建物の一つです。大日堂は、平安時代末期に藤原清衡によって建立され、その本尊は大日如来像です。この大日堂は、金色堂の西側に位置し、同様に国宝に指定されています。大日堂の特徴は、屋根に銅板を張り、壁面には彩色された漆喰を使用していることです。平泉の文化遺産として、大日堂は世界的に高く評価されています。
風景の写真・中尊寺 1 [ 5 - 1 ]
撮影日 2019/05/19 13:41:52
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED V
康永二年(1343)、金色堂別当頼栄の発願により鋳造された盤渉調の梵鐘。撞座は長い歳月にわたる打鐘により窪み、今この鐘が撞かれることはめったにないことである。銘文には建武四年(1337)、山内の堂塔が火災により焼失した旨を刻し、奥州藤原氏以後の歴史を伝える貴重な資料でもある。径86㎝。(案内板より)
風景の写真・中尊寺 1 [ 6 - 1 ]
撮影日 2019/05/19 12:26:13
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G
「平泉の文化遺産」
世界遺産登録
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
2011年(平成23年)6月26日(現地時間:6月25日)に
ユネスコの世界遺産リストに登録される。
中尊寺は、2011年6月に「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。また、平泉毛越寺、松島瑞巌寺、山形立石寺と共に「四寺廻廊」という巡礼コースを構成しています。
風景の写真・中尊寺 1 [ 7 - 1 ]
撮影日 2019/05/19 13:13:03
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
中尊寺は、岩手県西磐井郡平泉町に位置する天台宗東北大本山の寺院です。山号は関山(かんざん)、本尊は釈迦如来です。
寺伝によれば、嘉祥3年(850年)、円仁(慈覚大師)が関山弘台寿院を開創したのが始まりであり、その後貞観元年(859年)に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったとされています。しかしながら、円仁開山の事実は確かな史料や発掘調査からは裏付けられておらず、実質的には12世紀初頭、奥州藤原氏の初代・藤原清衡が釈迦如来と多宝如来を安置する「多宝寺」を建立したのが、中尊寺の創建とされています。
清衡は寛治3年(1089年)に陸奥押領使に任命され、嘉保4年(1094年)頃には居館を江刺郡豊田館から、中尊寺のある平泉に移しました。清衡が平泉にて中尊寺の中興(事実上の創建)に着手したのは長治2年(1105年)、50歳の時であり、この時建てられた堂宇は「最初院」または「多宝寺」と称されました。
現存する金色堂の上棟は、棟木銘から天治元年(1124年)と判明しています。この堂は清衡が自身の廟堂として建立したもので、内部の須弥壇内には清衡と子の基衡、孫の秀衡の3代の遺体(ミイラ)が安置されています。