風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 1-1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 11:15:00
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
毛越寺の大泉が池は、日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を今に伝える貴重な庭園です。平安時代に造られ、800年以上の歴史を持つ浄土庭園として知られています。清らかな水と自然を模した石組み、四季折々の樹木が美しさを保ち、特に中島や紅葉の景色が見どころです。国の特別史跡および特別名勝に指定され、その文化的価値は高く評価されています。
大泉が池は東西180メートル、南北90メートルの広さで、橋の遺構も残り、平安時代の優美な造園の形状を伝えています。その歴史的背景と美しい景観で多くの訪問者を魅了し続け、現代でも日本庭園の美を伝える場所となっています。訪れる人々は、平安時代に思いを馳せながら、静寂と美の中で心を落ち着かせることができます。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 1-2 ]
撮影日 2024/05/26 11:27:05
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 1-3 ]
撮影日 2024/05/26 11:48:29
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
毛越寺の本堂は、1989年に再建されたものであり、その設計には12世紀の日本の仏教建築の技術が用いられています。中央には本尊として薬師如来の像が安置されています。この薬師如来像は平安時代に作られたものであり、その両側には日光菩薩と月光菩薩の二体の菩薩が並んで立っています。本堂はまた、平安時代の優美な作庭造園の形状を今に伝える貴重な遺構でもあり、日本庭園の歴史においても非常に重要な位置を占めています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 2-1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 12:16:19
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
毛越寺の曲水の宴は、平安時代の雅な歌遊びを再現したイベントで、毎年5月の第4日曜日に開催されます。この催しでは、庭園の遣水(やりみず)に盃を浮かべ、その流れに合わせて和歌を詠むという伝統的な遊びが行われます。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 2-2 ]
撮影日 2024/05/26 12:23:00
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 2-3 ]
撮影日 2024/05/26 12:43:20
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
参加者は、男性は衣冠(いかん)や狩衣(かりぎぬ)、女性は袿(うちぎ)や十二単といった平安時代の装束を纏い、水辺に座って詩を詠みます。イベントの開始には開宴の言葉や歌題披露があり、続いて催馬楽(さいばら)に合わせて若女(じゃくじょ)の舞が奉納されます。その後、盃を乗せた羽觴(うしょう)が遣水に流されると、参加者は歌題に従って和歌を詠み、短冊に記して流れてくる盃を傾けます。イベントの最後には講師が和歌を読み上げ、終宴となります。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 3-1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 14:17:47
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 3-2 ]
撮影日 2024/05/26 14:16:58
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 3-3 ]
撮影日 2024/05/26 14:20:25
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
龍頭鷁首船(りゅうとうげきしゅせん)は、平安時代の貴族が楽しんだ水上の遊びに使われた船で、船首に龍や鷁(げきしゅ)という想像上の鳥の頭を模した装飾が施されていました。これらの船は、特に祭りや儀式の際に使用され、貴族の優雅な言葉を象徴するものとなっています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 12:35:59
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -3 ]
撮影日 2024/05/26 12:57:55
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -4 ]
撮影日 2024/05/26 13:00:30
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
「曲水の宴」における装束は、平安時代の貴族の衣装を再現したもので、儀式の雅な雰囲気を高めます。男性は束帯を着用し、大袖の衣に袍、袴を重ね、烏帽子をかぶり笏を持ちます。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -5 ]
撮影日 2024/05/26 13:01:00
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -6 ]
撮影日 2024/05/26 13:10:33
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 4 -7 ]
撮影日 2024/05/26 13:15:22
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
女性は十二単をまとい、色彩や模様の美しい襲の色目を工夫し、唐衣と裳を重ねます。女性は垂髪の髪型にし、扇などの装飾品を持つこともあります。これらの装束は、平安時代の貴族文化や美意識を現代に伝え、参加者や観客にその歴史的背景を感じさせるとともに、伝統文化を体感する貴重な機会を提供します。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 5 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:19:42
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
毛越寺の「若女(じゃくじょ)」の舞は、「板東舞」とも呼ばれる魅惑的な伝統舞踊です。この舞は関東地方から巫女が平泉に下り、魔多羅神の前で舞った様子を描いていると伝えられています。若女の舞は、金の風折に似た独特の烏帽子と水干の装束を纏い、鈴を振るその姿は観る者を魅了します。
毛越寺に伝わる延年の舞は、開山以来連綿と続けられてきた常行三昧供の修法とともに、国の重要無形民俗文化財に指定されています。この舞は、遐齢(かれい)延年、すなわち長寿を象徴しています。遊宴歌舞は長寿に繋がるとされ、諸大寺の法会の後に催される歌舞を総称して「延年」と呼ばれてきました。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 5 -2 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:24:13
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
毛越寺の延年の舞は、時を超え、800年前の姿そのままに伝えられています。このことは、形のない文化遺産の価値と重要性を物語っています。毛越寺の延年の舞を見ることは、日本の伝統と文化を深く理解するための素晴らしい機会です。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 6 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:02:52
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
曲水の宴において、童子(どうじ)は非常に重要な役割を果たします。彼らは、小川のほとりで行事を補助し、詩を詠む参加者たちに酒杯を流したり、詩を集めたりする役目を担っています。童子は、平安時代の童子の装束を着用します。その装束は色鮮やかな衣装であります。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 6 -2 ]
撮影日 2024/05/26 13:30:15
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
童子が着用する装束は、平安時代の伝統的な衣装を再現したもので、その鮮やかな色合いや華やかなデザインは、曲水の宴の美しさを一層引き立てます。彼らの衣装は、ただの装飾ではなく、歴史と文化を反映した重要な要素です。童子たちはまるで平安時代の貴族のような風貌を呈し、儀式の格式と雰囲気を高めます。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 6 -3 ]
撮影日 2024/05/26 13:30:44
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
曲水の宴における童子たちの役割は、単なる補助ではありません。彼らは、行事の進行を支える重要な存在であり、詩を詠む参加者たちのために酒杯を流すことで、宴の一体感と連帯感を生み出します。また、詩を集める役割を果たすことで、参加者たちの創造力と表現力を記録し、後世に伝える役割も担っています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 6 -4 ]
撮影日 2024/05/26 13:40:39
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
童子たちの存在とその役割は、曲水の宴の成功に不可欠な要素であり、彼らの努力と準備は、行事を一層華やかで意義深いものにしています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 7 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:38:51
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
催馬楽(さいばら)は、平安時代の宮廷で歌われた音楽の一種で、主に宴席や舞楽の伴奏として演奏されました。毛越寺の「曲水の宴」でも催馬楽が演奏されます。催馬楽の歌詞は、風景や季節、愛情などをテーマにした和歌であり、その美しいメロディーとともに、雅な雰囲気を醸し出します。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 8 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:15:37
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
「毛越寺曲水の宴」の講師は、この優雅な歌遊びを主催し、参加者に和歌を詠む指導を行います。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 8 -2 ]
撮影日 2024/05/26 13:56:49
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
彼らは歌人や文人であり、歌の技術や詩の美学に精通しています。講師は歌題を提供し、参加者が水辺で詠む和歌を指導します。この伝統行事の魅力的な一環です。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 9 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 13:18:17
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
曲水の宴において、特に目を引くのは参加者が着用する豪華な十二単(じゅうにひとえ)です。十二単は平安時代の女性貴族の正装で、多層の衣を重ね着する華やかな装束です。この装束は、格式高い行事や儀式の際に用いられ、その美しさと複雑さから、当時の貴族文化の象徴とされています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 9 -2 ]
撮影日 2024/05/26 14:21:26
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
毛越寺の曲水の宴で披露される十二単は、特にその伝統を忠実に再現しています。参加者たちは、歴史的な資料や絵巻物を参考にしながら、平安時代の貴族の装束を再現しています。これにより、現代の観客にも当時の文化と美意識を伝えることができ、歴史の生きた一場面を体験することができます。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 9 -3 ]
撮影日 2024/05/26 14:34:43
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
毛越寺の曲水の宴と十二単の再現は、平安時代の文化と美意識を現代に蘇らせる貴重な試みです。この行事を通じて、日本の伝統文化の価値とその継承の重要性を再認識する機会が提供されています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 10 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 11:00:17
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
開山堂は、第三代天台座主である慈覚大師(円仁)を祀るお堂です。円仁は9世紀に毛越寺を開創した人物として知られています。この堂内には2体の両界大日如来像と、平安時代に平泉を支配した藤原家氏の3代(清衡、基衡、秀衡)の画像が安置されています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 10 -2 ]
撮影日 2024/05/26 11:00:00
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
毛越寺は、850年に創建されたとされ、後に藤原氏によって再興されました。藤原清衡が建立した中尊寺に続き、藤原基衡がこの地に毛越寺を建てました。12世紀には、奥州藤原氏の一族によって寺院が大きく発展しましたが、13世紀の戦乱により一度廃絶しました。その後、江戸時代に再建され、現在に至っています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 10 -3 ]
撮影日 2024/05/26 11:46:35
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
毛越寺には、多くの重要文化財や国宝が保管されています。特に、本堂や庭園はその歴史的価値から国の特別史跡および特別名勝に指定されています。
風景の写真・祭り・神事・行事・毛越寺 曲水の宴 2 [ 11 -1 ]
撮影場所 毛越寺
撮影日 2024/05/26 14:39:37
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
「ケロ平」は、平泉の柳之御所遺跡から出土した「平泉のカエル戯画」をモチーフとした県の新しい公認キャラクターです。この「カエル戯画」は、国宝の「鳥獣人物戯画」に類似しており、現代のマンガにも通じる表現方法が用いられています。「ケロ平」の名前は、「平泉」の「平(ひら)」を表現しています。