風景の写真・松島 五大堂 2 [ 1 - 1 ]
撮影場所 宮城県宮城郡松島町
撮影日 2022/08/21 09:03:36
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
伝承によれば807年に坂上田村麻呂が毘沙門堂を建立したことが始まりであり、円仁(慈覚大師)が延福寺を創建した際に仏堂を建て、五大明王像を安置したことにより五大堂と呼ばれるようになりました。
現在の五大堂は、伊達政宗が瑞巌寺の再興に先立って再建されたもので、
東北地方最古の桃山建築として知られ、国の重要文化財に指定されています。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 1 - 2 ]
撮影日 2022/08/21 09:24:52
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
美しい自然に囲まれながら、歴史と伝統を感じることができる素晴らしい場所です。
訪れる人々を魅了する松島の景観に欠かせない存在であり、多くの人々に愛されています。
日本の歴史や文化を学ぶには欠かせない場所であり、国内外から多くの観光客が訪れています。松島の美しい景観とともに、歴史的な価値を感じながら、心豊かなひとときを過ごすことができます。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 1 - 3 ]
撮影日 2022/08/21 06:12:35
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
松島湾は、宮城県仙台市の北東部に位置する日本でも有数の景勝地であり、日本三景の一つに数えられています。松島湾は、太古の時代に地殻変動により形成された地形と海水の侵食によって形成された海岸線や、数多くの小島が点在する美しい景観が特徴です。
松島湾の魅力の一つは、大小約260の島々が点在する美しい景観です。これらの島々には、特徴的な奇岩や風景、植物が見られ、季節によっては色鮮やかな花々が咲き誇ります。
また、これらの島々を巡る、観光船もあり、海からの眺めも絶景です。
瑞巌寺は、禅宗寺院であり、正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といいます。
比叡山延暦寺の第3代座主・慈覚大師円仁によって創建された天台宗延福寺が
前身とされており、奥州藤原氏や鎌倉幕府に保護され、北条時頼公が法身性西禅師を開山として臨済宗建長寺派への改宗を行い、寺名も円福寺と改められました。
室町時代には、「諸山」に位置づけられ、やがて「関東十刹」に昇格しましたが、
戦国時代を経て衰退し、16世紀末には現在の臨済宗妙心寺派に属するようになりました。
関ヶ原の戦い後、仙台に治府を定めた伊達政宗公は、領民の精神的な拠り所とするために、神社仏閣の造営を積極的に行いました。その中でも、政宗公は円福寺の復興に力を注ぎ、自ら縄張りを行い、紀州熊野から用材を求め、畿内から名工130名を招き寄せました。
政宗公がこのような事業を行った理由は、歴史ある古刹を再興することで、
自身こそがこの地域における精神的・政治的・文化的意識の継承者であることを
明示するためでした。また、霊場松島に建立された円福寺を復興し、自身の菩提寺とすることで、浄土への往生を願うという考えもあったようです。
慶長13年(1608)に鋳造された大鐘には、「山を号して松島と呼び、寺を瑞岩(巌)と名づける」という一節が刻まれており、これが「瑞巌寺」という名前の初出となりました。
その後、正式名称が「松島青龍山瑞巌円福禅寺」と改められました。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 3 - 1 ]
撮影場所 宮城県宮城郡松島町
撮影日 2022/08/21 05:48:36
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
松島は、日本三景のひとつとして有名で、美しい景色が広がる観光地として多くの人々に愛されています。しかしながら、中世の頃には、この地は「奥州の高野」と称され、死者供養の霊場として栄えていました。当時、戦乱の時代や、飢饉や疫病などの災害によって多くの人々が亡くなり、その霊が祀られていたとされています。
この霊場としての松島を象徴するのが「雄島(おしま)」です。島のいたるところに石碑が乱立し、岩窟群の中には仏像や石塔が安置されています。江戸時代の俳人・松尾芭蕉も、『おくの細道』の旅の途中に弟子の曽良と共に雄島を訪れ、感動の句を残しました。芭蕉と曽良の句碑もこの地に建てられており、芭蕉が松島の美しい自然や景観に感動したことは有名ですが、同時にこの地の霊的なエネルギーにも敬意を表していたことがうかがえます。
現代では、松島は美しい景観とともに、歴史や文化を感じることができる観光地として多くの人々に愛されています。松島の自然美と霊的なエネルギーが調和した、独特の魅力を持った場所であることは間違いありません。長い歴史を持つ神聖な場所であり、人々の心を魅了し続けている松島は、美しい景色だけでなく、その深い意味や価値を知ることができる、特別な場所なのです。
松島の渡月橋は、「縁切り橋」とも呼ばれ、悪縁を断つために渡ることで知られています。かつては僧侶や巡礼者が修行のために渡る場所であり、修行僧たちは俗世間との縁を切るためにここで修行を積んでいました。
松島の渡月橋は、縁を切るだけでなく、新たな出会いをもたらしてくれる場所なのです。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 3 - 3 ]
撮影日 2022/08/21 06:06:33
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
日本には多くの歴史的な遺跡が存在し、その中でも特に注目されるのが古代から続く寺院や仏教的な建造物である。
徳治2年(1307)に、松島雄島妙覚庵主の頼賢の徳行を後世に伝えようと、
弟子30余人が雄島の南端に建てたこの碑は、板状の粘板岩で作られている。
碑文は、松島の歴史を物語るだけでなく、鎌倉建長寺の10世で、
唐僧の一山一寧の撰ならびに書になる草書の碑としても有名である。
頼賢は、ここ雄島で22年間も過ごし、その間一歩も島を出ることがなかったという。
そのため、彼は見仏上人の再来とあがめられ、高さ3メートルの碑が建てられることとなった。
碑の表面には、まわりに雷文と唐草が施され、
梵字とともに「奥州御島妙覚庵」「頼賢庵主行実銘並序」の文字が刻まれている。
また、碑の周囲には雷文と唐草文、上欄と下欄の問には双竜の陽刻が配されている。
頼賢の碑文には、彼の徳をたたえるとともに、当時の松島の様子や、
日本の仏教史の一端が記されている。この碑は、単に頼賢を称えるためだけでなく、
日本史において僧侶が果たした偉業を伝える貴重な史料としても価値がある。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 3 - 4 ]
撮影日 2022/08/21 06:11:39
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
雲居禅師の座禅堂「把不住軒」
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 4 - 1 ]
撮影場所 宮城県宮城郡松島町
撮影日 2022/08/21 06:45:33
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
解脱院 地蔵堂
御本尊 地蔵菩薩座像
別名「真山地蔵」
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 5 - 1 ]
撮影場所 宮城県宮城郡松島町
撮影日 2022/08/21 09:39:11
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 5 - 2 ]
撮影日 2022/08/21 10:29:50
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 5 - 3 ]
撮影日 2022/08/21 09:59:40
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
弁天堂は、高城塩田にあり、その地には若草神社と弁財天が祀られていた。伊達政宗は、これらの神社を合祀し、磯崎弁天として信仰を集めるようになった。
風景の写真・松島 五大堂 2 [ 6 - 1 ]
撮影場所 宮城県宮城郡松島町
撮影日 2022/08/21 09:06:57
カメラ NIKON D810
レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
旅は、人生において非常に重要な体験の一つ。旅をする事で、新しい場所や人々に出会うことができ、自分自身にとって新しい体験を積むことが出来る。文化や風習、歴史的な背景など、多様な知識を学ぶ絶好の機会でもある。