昔の建物・古民家 1

遠野ふるさと村の「大工どん」は、江戸時代中期以降に建てられた茅葺（かやぶき）屋根の曲り家です。この伝統的な農家は、遠野の里山文化と昔ながらの生活様式を体験できる施設として人気があります。

「大工どん」の特徴として、玄関や奥座敷に飾られている大きなわら人形があります。この家の天井には火の神を祭る「火男（ひおとこ）」があり、訪れる人々にその神秘的な雰囲気を感じさせます。また、「大工どん」は映画「河童のクウと夏休み」にも登場しており、その歴史的価値は高いです。

雨風祭りのわら人形

立春から二百十日に行われる雨風鎮めの祈願祭。

台風退散、無病息災、豊作祈願を

願って藁人形を作り村内を持ち歩く。

風景の写真・古民家 1 [ 3 -4 ]

撮影日 2019/05/25 13:46:28

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

上流階級の民家として建てられた曲り家 　

指　　定 　国登録有形文化財

旧所在地 　岩手県花巻市大迫町  旧佐々木四郎家

明治中期築  88.6坪〔292.40㎡〕　

土蔵〔77.93㎡〕

「大野どん」は、遠野ふるさと村に位置する歴史的な古民家です。この建物は明治初期に建てられ、当時の上層農家として使用されていました。その特徴は「曲り屋」と呼ばれる独特の構造にあり、土間や馬屋部分が突き出ているのが特徴的です。木造平屋建てで茅葺の屋根を持ち、内部には床の間付きの奥座敷や座敷が配置されています。

風景の写真・古民家 1 [ 4 -3 ]

撮影日 2019/05/25 14:28:15

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

明治初期、附馬牛町大野集落の上層農家の曲り屋

指　　定 　国登録有形文化財(建造物)

旧所在地 　岩手県遠野市附馬牛町   　

規　　模 　85.2坪〔281.16㎡〕

川前別家は、遠野ふるさと村に位置する江戸時代末期に建てられた歴史的な古民家です。この家は「川の前に立っている家」という名前が示す通り、川沿いに立地しており、特徴的な曲がった柱や桁梁が多く使われています。建築面積は約210㎡で、茅葺の屋根を持つ木造平屋建ての建物となっています。

訪れると、江戸時代の農村生活の息吹を感じることができ、歴史と文化に触れる貴重な体験ができます。忙しい日常から離れて、静かな農村の風景に包まれるひとときを過ごす事が出来ます。

「こびるの家」は、遠野市赤川集落の総本家として知られる古民家で、宝暦12年（1762年）に建てられました。この家は「直家（すごや）」と呼ばれる真っ直ぐな構造を持ち、苗字帯刀を許された家族が住んでいました。敷地内には別棟の納屋や土蔵、厩などもあり、当時の農村生活の様子がうかがえます。

「こびる（小昼）」とは、遠野の方言で「おやつ」を意味し、この家はおやつ屋としても知られています。おにぎりやお団子、四季折々のメニューが楽しめるほか、美しい景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

遠野市赤川集落の総本家　旧菊池喜右エ門家　　

宝暦12年（西暦1762年）　

37.58坪〔124.04㎡〕　

郷倉〔39.70㎡〕

風景の写真・古民家 1 [ 7 -2 ]

撮影日 2019/05/25 14:54:47

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

「肝煎りの家」は、遠野ふるさと村に位置する江戸時代中期に建てられた古民家です。「肝煎り」とは、村の有力者や村役人を指す言葉で、この家は当時の地域社会において重要な役割を果たしていました。肝煎りの家は、広い敷地と立派な建築構造を持ち、上層農家としての風格を感じさせる建物です。

 建物は木造平屋建てで茅葺の屋根を持ち、内部には床の間や奥座敷、広い土間が配置されています。これらの特徴は、当時の生活様式や社会的地位を示すものです。また、この家では季節ごとの農作業や村の行事が行われ、地域の中心としての役割を果たしていました。

遠野ふるさと村にある「弥十郎どん」は、江戸時代後期に建てられた歴史ある古民家です。「どん」という方言は「家」を意味し、この建物は弥十郎という人物の家だったことからその名がついています。上層農家として利用されていたこの家は、広い敷地と立派な建築構造を誇ります。

特徴的な「曲り屋」構造を持ち、土間や馬屋が突出しています。木造平屋建てで茅葺の屋根を持ち、内部には広い土間や座敷、奥座敷があります。これにより、当時の生活様式や農業の重要性を感じさせる作りとなっています。

宮守村　旧菊池サイ家　

文化9年（西暦1812年）築　

109.26坪〔360.58㎡〕　

納屋〔100㎡〕

国登録有形文化財

風景の写真・古民家 1 [ 2-2 ]

撮影日 2016/09/02 12:57:23

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8Ｇ ED VR Ⅱ

風景の写真・古民家 1 [ 2-4 ]

撮影日 2016/09/02 12:58:34

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8Ｇ ED VR Ⅱ

庄内オープンセットは、山形県庄内地方に位置する歴史的なテーマパークです。この広大なオープンセットは、主に江戸時代や昭和初期の日本の風景を忠実に再現しており、映画やドラマの撮影に利用されることが多いです。

敷地内には、古風な町並みや伝統的な家屋、商店などが立ち並び、まるで過去の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。また、時代劇の撮影が行われることもしばしばあり、その様子を見学することも可能です。

国営みちのく杜の湖畔公園の古民家エリアは、東北地方の伝統的な建築様式を体感できる魅力的なスポットです。ここには、江戸時代から明治時代にかけての古民家が移築され、その当時の生活風景が再現されています。

各古民家では、昔の暮らしを感じることができる展示があり、家具や道具なども当時のものがそのまま置かれています。訪れた人々は、日本の歴史や文化に触れながら、静かな自然環境の中でゆっくりと過ごすことができます。

季節ごとに様々なイベントやワークショップも開催されており、伝統的な手工芸や料理などを体験することができます。家族連れや歴史愛好者にとって、学びと楽しみが詰まった場所です。

国営みちのく杜の湖畔公園の古民家エリアは、過去と現在が交わる特別な空間であり、訪れる人々にとって忘れられない体験を提供してくれます。