鬼面 2


弥五郎どん

その他の写真・鬼面 2 [ 1 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 09:12:56

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 



その他の写真・鬼面 2 [ 1 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 09:10:58

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

その他の写真・鬼面 2 [ 1 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 09:11:52

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


その他の写真・鬼面 2 [ 1 - 4 ]

撮影日 2022/11/19 09:09:25

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

弥五郎どんは、宮崎県や鹿児島県に伝わる伝説の巨人で、大人伝説の一つです。

 

彼はダイダラボッチのような大男で、山に腰かけ海の水で顔を洗うほどの巨体を誇っていました。伝承によると、洪水で川の土手が決壊したときには、軽々と持ち上げた大岩で塞いでくれたり、川の水を大岩でせき止めて村人に悪ふざけをして草鞋を100足作るように要求したりしたとされています。一般の人々とは時に助け時に困らせるなどしつつ、友好的な関係を築いていた巨人とされています。

 

彼のモデルや起源についてははっきりしていませんが、弥五郎は奈良時代に勃発した「隼人の反乱」の際、律令政府に対抗した隼人側の統率者であったという説が広く伝わっています。彼の伝説を祀る年中行事や神事もこの地域で行われています。



河童

その他の写真・鬼面 2 [ 2 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 09:18:04

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 



その他の写真・鬼面 2 [ 2 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 09:20:58

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 2 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 09:15:56

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


 

河童の由来には、西日本と東日本で異なる説がある。西日本では、大陸から渡来したとされる河伯信仰に関連するとされる一方、東日本では、安倍晴明の式神や役小角の護法童子、飛騨の匠が作った人形が変じたとされる。

 

河童は、中国の猴と同様に、大陸渡来の河童は猿猴と呼ばれ、性質も類似している。河童は水神であり、山童や座敷童子などと同様に、一部の子供にしか見えなかったという話もある。

 

 

頭の皿に関しては、食物を載せるための物であり、生命力の象徴であるとされる。また、河童は椀貸し淵などの伝承で器を貸してくれるとされることもある。さらに、日本独自の翻案であるが、『西遊記』に登場する沙悟浄は、日本では河童に似た姿で描かれることがある。

 



瀧山寺 追儺面 祖母鬼

その他の写真・鬼面 2 [ 3 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 09:33:21

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

追儺とは、旧暦の12月30日に行われる、疫鬼や疫神を追い払う儀式や、民間の節分などに行われる鬼を追い払う行事のことを指します。儺(だ、な)や大儺(たいだ、たいな)、駆儺などとも呼ばれます。

 

この儀式では、特に疫病などの災厄を象徴する鬼を追い払うことで、新年の幸福や無病息災を願います。また、地域によっては、追儺の際には鉦や太鼓、笛などの楽器が鳴り響き、豆や福引などの行事も行われます。

 



その他の写真・鬼面 2 [ 3 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 09:33:42

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 3 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 09:38:18

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 


日本において、大儺という行事がありました。後に追儺と呼ばれるようになったこの行事では、儺人と呼ばれる人々が桃と葦でつくった弓と矢を持ち、方相氏や侲子たちが内裏を回っていました。陰陽師が鬼に対して供物を捧げ、祭文を読み上げると、方相氏たちは鬼を追いやり、鼓を鳴らして鬼たちが出たことを知らせ、厄払いを行っていました。その後、都の外へと鬼たちを払い出すための行事が行われました。しかし、平安時代には、方相氏たちが鬼を示すために使っていた桃と葦の弓矢が、儀式の中で彼ら自身に向かって使われるようになり、彼ら自身が鬼を示す役割を担うようになっていきました。侲子たちは、官奴がその役割を担っていたとされ、青紺色の衣服を着ていました。追儺の際には、春や秋の司召の除目の際に漏れた者を任官することも行われており、これを追儺の除目とも呼ばれていました。

 



瀧山寺 追儺面 孫鬼

その他の写真・鬼面 2 [ 4 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 09:55:06

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

「追儺面」とは、鬼祭りにおいて使用される鬼の面のことです。伝承によると、運慶仏師が源頼朝の命により制作したものであり、かつては父面や母面などもあったそうです。

 

鬼祭りの起源は鎌倉時代に遡り、旧暦正月元旦から始まる修正会の最終日である七日の晩に行われます。この祭りは、三河路に春を告げ、天下太平や五穀豊穣を祈るものとして知られています。そして、鬼の面は祭りのクライマックスを迎え、火祭りの際に使用されます。爺面や婆面、孫面を着けた三鬼が本堂の欄干を駆けめぐり、周囲には松明を手にした数十人の人々が集まります。

 



瀧山寺 追儺面 祖父鬼

その他の写真・鬼面 2 [ 5 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 09:58:31

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

節分には、「鬼は外!」と叫びながら豆を投げつけ、邪鬼を追い払う習慣があります。これは、私たちが「鬼は追い払うもの」という考え方を持っていることを表しています。

 

しかし、瀧山寺に登場する鬼たちは、逆に邪鬼を祓う役割を持っています。瀧山寺の鬼たちは、鉞、撞木、鏡餅といった道具を手にしており、太陽を象徴するものもあります。これらの道具から、瀧山寺の鬼たちは邪鬼を祓う鬼神であることがわかります。

 



八正寺 追儺面 青鬼

その他の写真・鬼面 2 [ 6 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 10:05:09

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


その他の写真・鬼面 2 [ 6 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 10:06:01

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

「追儺面」という仮面は、追儺という古来からの行事で用いられます。かつて宮廷で行われていた「大儺」と呼ばれる儀式では、疫鬼を追う方相氏という役割を演じた者たちが身につけていた仮面は、「黄金四目」として知られていました。

 

その後、平安時代以降には、寺社で行われる修正会や修二会などの結願日において、「鬼走り」や「鬼追い」といった行事が行われるようになりました。この際には、「追儺面」と呼ばれる鬼面が使用され、父・母・子の3役を演じるための仮面や、父母の役割を演じるための仮面など、多種多様な種類が存在します。また、鬼を追う役割を演じた者たちが身につけていた仮面には、「竜天」と呼ばれるものや、「毘沙門」と呼ばれるものがあり、これらも鬼面と似たような表現の仮面を使用していたとされています。ただし、地域や系統によってかなり異なる場合があるため、様々なバリエーションがあることがわかります。



八正寺 追儺面 赤鬼

その他の写真・鬼面 2 [ 7 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 10:10:53

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

五つの鬼にはそれぞれ異なる属性があります。赤鬼は貪欲で、強い欲望を持ちます。青鬼は瞋恚で、悪意や憎しみ、怒りを抱きます。黄鬼は悪作・掉挙で、心の動揺や後悔を感じます。緑鬼は惛沈・睡眠で、倦怠感や眠気、不健康を引き起こします。そして、黒鬼は疑で、卑しい気持ちを抱くことがあります。これらの鬼たちは、私たちの内面に存在し、私たちが感じるさまざまな感情の源泉となっています。

 



その他の写真・鬼面 2 [ 7 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 10:11:53

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

その他の写真・鬼面 2 [ 7 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 10:13:12

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR



鬼剣舞

その他の写真・鬼面 2 [ 8 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 10:20:27

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

鬼剣舞の起源については、明確な経緯は伝えられていません。一説によれば、役小角が念仏を唱えながら踊ったことが始まりであるとされています。また、善行院が悪霊退散のために念仏踊りをしたことが始まりとも言われています。

 

平安時代になると、黒沢尻五郎正任が鬼剣舞を愛好し、その舞が広く世に広まっていきました。そして、岩崎城主の岩崎弥十郎が和賀政義を城に招いて剣舞を踊らせたことが大いに喜ばれ、笹龍胆の紋の使用が許可されるに至りました。

 

しかし、明治時代初期には、神仏分離令によって鬼剣舞を支えてきた修験者が排除され、一時期衰退してしまいました。しかし、地元住民の熱意によって鬼剣舞は再興され、現在まで愛され続けています。

 



日本の鬼まつり

石見神楽面 大江山(島根県益田市)

石見神楽面 鐘鬼(島根県益田市)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 10:29:40

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

 

丹波国の大江山には酒呑童子という恐ろしい悪鬼が跋扈し、

数多くの手下を従えて農作物を荒らし、庶民を苦しめていました。そこで、当時の天皇は、その武勇と名声が高かった源頼光に命じて酒呑童子を征伐することを決定しました。頼光は四天王の面々を率い、大江山に向かい、壮絶な戦いの末に酒呑童子を打ち倒しました。特に、入り乱れる戦闘シーンは見どころの一つです。

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 10:31:18

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

鐘馗(しょうき)は、中国唐代に終南山に居を構えた進士であると伝えられています。彼は玄宗皇帝の故事に基づき、疫鬼を退け、魔を除く神として崇拝されています。

 

「天の岩戸騒動」において高天原を追放された須佐之男命が、唐土に渡って「鐘鬼」として活躍しました。彼は茅の輪を手に取り、疫鬼を撃退したとされています。しかしながら、その際に生じた怨念が日本に渡り、人々を苦しめることとなりました。幸い、命が現れてこの怨念を平定することに成功したという、このような伝説が語り継がれています。

 


古戸花祭り面 山見鬼(愛知県北設楽郡東栄町)

古戸花祭り 榊鬼(愛知県北設楽郡東栄町)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 10:33:29

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 4 ]

撮影日 2022/11/19 10:47:59

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


 

古戸の花祭は、振草系の中で最も古い歴史と伝統を持ち、神仏混淆の形式を色濃く残している唯一の花祭である。神事も伝統を重視し、宮人の装束や舞の衣装、ばちの箱や面の箱には1600年代の年号があり、300年以上の歴史を持つ。

 


石見神楽面 塵輪の男鬼(島根県益田市)

石見神楽面 塵輪の女鬼(島根県益田市)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 5 ]

撮影日 2022/11/19 10:37:51

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 6 ]

撮影日 2022/11/19 10:39:10

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


 

仲哀天皇と高麻呂が、塵輪という名前の大悪鬼を退治する物語である。塵輪は翼を持ち、数万の兵を引き連れて人々を殺し回っていたが、天皇と高麻呂が立ち向かい、最終的に退治することに成功した。塵輪は鬼舞の代表的なものの一つであり、二神と二鬼の四人組が戦う様子が見所である。仲哀天皇は日本武尊の子で、名前は帯仲津日子命である。

 


念仏剣舞面 白阿面(岩手県北上市滑田)

畑野鬼太鼓面(新潟県佐渡島)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 7 ]

撮影日 2022/11/19 10:47:08

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

滑田鬼剣舞は、岩崎鬼剣舞の流れを汲み、明治34(1901)年に岩崎から秘伝書が伝授されたことによって誕生しました。その後、滑田鬼剣舞は飯豊、谷地、村崎野、二子などの弟子たちを育て、普及と伝承に貢献しています。滑田鬼剣舞は岩崎鬼剣舞とほぼ同じ装束や演目を持っていますが、独自の「狐剣舞」を持っています。狐面をつけた一人舞で、急病で踊り手が欠けた際に、稲荷大明神の化身である狐が代わりに踊って奉納を終えたという伝説があります。神秘的で妖しげな雰囲気を漂わせ、扇の舞や太刀の舞を踊り、最後には急テンポで素手の舞から激しい跳躍へと続きます。足に独特な所作があり、神楽拍子で踊られる滑田鬼剣舞は、独自の美しさと迫力を持っています。

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 8 ]

撮影日 2022/11/19 10:41:45

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

鬼太鼓とは、新潟県佐渡島で行われる伝統芸能の一つであり、五穀豊穣祈願や厄払いを目的としています。この芸能は島内の約120地区でそれぞれの流派が実施され、その多様性が魅力的です。鬼太鼓の起源は明確ではありませんが、獅子舞が変化したものや、相川鉱山で大工が使っていた鳴り物が発展したものなど、諸説あります。いずれにしても、鬼太鼓は、島内の各家庭を巡って舞を披露するという伝統的なスタイルを取っています。地域によって異なる舞いが見られるのも、魅力の一つです。

 


高千穂神楽面 手力男命(宮崎県高千穂町)

高千穂神楽面 猿田彦命 (宮崎県高千穂町)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 9 ]

撮影日 2022/11/19 10:50:06

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 10 ]

撮影日 2022/11/19 10:50:43

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


 

高天原で乱暴を働いた建速須佐之男命が、機屋に馬を落とし入れたことで天照大御神が怒り、天岩戸に引き篭もる。八百万の神々が集まり、八咫鏡と八尺瓊勾玉を作って、布帛とともに神に奉げ、天宇受賣命が神楽を舞って神々を笑わせることで天照大御神を誘き出し、岩戸の扉を開けることに成功する。天照大御神は自分の姿を映し出した鏡に魅了されている間に、天手力男神に手を引かれ、岩戸から出された。

 


浮立面 雌面 (佐賀鹿島市)

牛鬼


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 11 ]

撮影日 2022/11/19 10:52:03

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

浮立は、日本の佐賀県、長崎県、福岡県筑後地方の一部に伝わる民俗芸能であり、多くは太鼓・鉦を使い、装束や面を身に着けた演舞者が楽器の囃子に合わせて踊る。農業に従事する人たちによって行われてきたが、現在ではいくつかの曲と舞が忘れられ、復元できなくなっている。異なる地域によって曲目や踊りが異なり、面浮立や天衝舞浮立など、形式によっても異なる。田手畷の戦いにまつわる伝説も伝わるが、鬼面が出てこなかったり地理的に離れた地域にも伝わる点は説明がつかない。

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 12 ]

撮影日 2022/11/19 11:05:49

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

「牛鬼伝説」は、かつて大洲市にある喜多郡河辺村の山伏によって討伐された。牛鬼淵は、高知県、徳島県、香川県に伝わっている。愛媛県に出没した牛鬼は、龍の顔を持ち、鯨の体をしていたとの別の説もある。和霊神社では、「牛鬼まつり」が行われ、山伏を称えるものである。地域によって異なる姿形をしていることから、妖怪研究家の山口敏太郎氏は、大型怪獣が水から現れると、すべて「牛鬼」と呼ばれていた可能性があると述べている。

 


壬生狂言面 (京都市)

赤澤鎧剣舞面 (岩手県大船渡市)


その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 13 ]

撮影日 2022/11/19 11:06:44

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

鎌倉時代の1300年頃、融通念仏宗の円覚上人によって創始されたと伝えられています。

この狂言は、仏教を群衆にわかりやすく説くために、大げさな身ぶり手ぶりで表現する無言劇の形態が採用されました。念仏狂言が無言劇化した理由については、もともと大衆が念仏を唱える前で行われたものであったため、台詞を発しても念仏の声にかき消されて伝わらないため、無言になったとする説もあります。なお、同じ念仏狂言でも、千本閻魔堂のものは台詞入りで行われています。江戸時代に入ると、布教活動としての色合いが薄れ、大衆娯楽として発展しました。能や狂言、物語に取材して、新しい演目が考案されました。

 

その他の写真・鬼面 2 [ 9 - 14 ]

撮影日 2022/11/19 11:07:44

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

大船渡市には、貴重な無形民俗文化財第一号として「赤澤鎧剣舞」という伝統芸能があります。この芸能は、江戸時代末期頃から大船渡市の赤澤部落で踊られていましたが、一度途絶えた後、明治時代に復興されました。現在は、「赤澤芸能保存会」という名称で、もうひとつの民俗芸能「赤澤曲禄」とともに保存伝承されています。



三陸町 吉浜のスネカ

コト八日の藁人形

虫送り人形「オニ」

その他の写真・鬼面 2 [ 10 - 3 ]

撮影日 2022/11/19 11:15:47

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


その他の写真・鬼面 2 [ 10 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 11:10:17

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

その他の写真・鬼面 2 [ 10 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 11:15:30

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR


 

三陸町 吉浜のスネカ

吉浜のスネカは、毎年1月15日に行われる恒例行事で、鬼のようなお面をかぶった役者が各家をまわり、怠けている者への戒めを行う。保存会が結成され、2004年には重要無形民俗文化財に指定された。衣装はアワビの殻が付いており、歩く度に音を立てる。語源は「脛皮たくり」であり、厄祓いも兼ねているようである。

 

コト八日

 「コト八日」とは、日本の伝統行事で、疫病を避けるために行われます。立花地区では、鬼形に似せた藁人形を家の入口に立てる風習があったそうです。現在では藁人形は作られませんが、疫病を避けるためと書かれた小さな旗に、団子をつけて門口に飾る習慣が受け継がれています。

 

虫送り

虫送りは、日本の伝統的な行事の一つで、農村で行われ、害虫を駆除して豊作を祈願する呪術的な行事である。この行事は、御霊信仰に基づいており、害虫を追い払う呪いの一つである。現在は、農薬の普及や農業の衰退などにより、行われる地域が減少しているが、農業と地域社会の活性化と維持に取り組むことが重要であるとされている。

 



黒石寺蘇民祭 鬼子面(吽)

その他の写真・鬼面 2 [ 11 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 11:26:53

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

蘇民祭は日本各地で行われる裸祭りで、岩手県内では毎年1月から3月にかけて複数の祭りが行われている。岩手の蘇民祭は国の選択無形民俗文化財に指定されており、最も有名な黒石寺蘇民祭は日本三大裸祭りの一つとされる。この祭りは、武塔神が蘇民将来という貧しい人物に宿を求められ、その好意に報いるために輪を授けたという逸話に由来するとされている。武塔神の正体は地域によって異なり、黒石寺では薬師如来とされる。

 



その他の写真・鬼面 2 [ 12 - 2 ]

撮影日 2022/11/19 09:23:53

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 


その他の写真・鬼面 2 [ 12 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 11:27:54

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

 

鬼は日本の妖怪で、強くて悪くて怖くて大きいイメージがあり、青・赤・黄・緑・黒の5色がある。現在でも鬼は恐ろしいものとして認識されるが、かつては鬼を善的に捉え、畏敬の念で見ていた地域もあった。中世の能楽では鬼を人の怨霊と化したものか地獄のものとして描かれ、昔話の中では悪者として定型的な役割を持っている。



北上市立鬼の館

その他の写真・鬼面 2 [ 13 - 1 ]

撮影場所 岩手県北上市 鬼の館

撮影日 2022/11/19 11:36:28

カメラ NIKON D810

レンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

岩手県北上市にある博物館「鬼の館」は、鬼をテーマにした博物館で、1994年に開館した。常設展示室では、日本や世界の鬼面が展示されており、展示ホールや企画展示室などもある。また、エントランスホールには「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターも展示されている。登録博物館に指定されている。